屋上緑化実践事例・取材日記
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 屋上広場の巻
第七回目となる屋上緑化取材日記では、観光都市として発展を続ける「横浜」の新名所として、様々な人々が集う「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」を訪問致しました。明治27年の建設以来、日本の海の玄関として、「横浜」の発展に貢献してきた「大さん橋」。老朽化のため再整備され、本年(2002年)6月1日より、新しい国際客船ターミナルとして生まれ変わりました。
今回取材した「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」の屋上は、一面ウッドデッキと芝生広場で覆われ、海の青、空の青のもと、大変心地よい空間を提供しています。周囲には文化施設や商業施設として改修された赤レンガ倉庫がオープンし、また桜木町駅前から山下公園や港の見える丘公園に間には「開港の道」が整備されたこともあり、平日・休日を問わず多くの人で賑わっています。
芝生植栽には、軽量で、植物の生育に必要な土壌厚を多く確保することが出来る人工土壌「ビバソイル」や、余分な水を速やかに排水する排水層「グリンプランボード」、芝生の根から建物を保護する「耐根フィルム」、散水管理を省力化する「自動灌水設備」などトータルな屋上緑化技術が利用されています。
赤レンガパークから見た国際客船ターミナル
この「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」に屋上広場が設立された意図や芝生緑化に関する技術、今後の維持管理について、設計を手掛けられた「foa」の永山智文さんにお話を伺いました。インタビューは、東邦レオ株式会社稲継 正人です。ぜひご覧下さい。
- インタビュー その1
屋上広場が設立された意図や、ウッドデッキや芝生広場が計画された過程について詳しくお伺いしました。 - インタビュー その2
芝生植栽を計画されるに当たっての注目点、緑化技術のポイントについて詳しくお伺いしました。
まずその1を先にご覧下さい。 - 大さん橋国際客船ターミナル基本情報はこちら
- お薦め!大型客船の出港は感動的な出来事